学習支援団体R/Mの設立のきっかけ②

皆さん、こんにちは。
学習支援団体R/Mのライトです。

今回は、前回に続き団体設立のきっかけについてです。前回は、臨時休校中の学生支援という観点からの記事でしたが、今回は女性(特に地方の人)についてです。

ここからは、R/Mメンバーの経験をもとにした話になります。
主観が多大に含まれており、事実関係を過大表現、拡大解釈をしてしまっている箇所や思い込み等もあり客観性にかけた偏った考えも含まれております。
以上のことを踏まえたうえで、閲覧ください。

【ここからは主語が変化します。私=ライトから私=とあるメンバーとなります。】

資産らしい資産もない代わりに柵も然程ありませんでした。

しかしながら、我が家では昔ながらの主義主張が幅を利かせておりました。

その主張は、『女には、大学は不要論』です。
いわく、どうせ結婚したら仕事やめて、学費の元を取れないのだから行くだけ無駄ということ。
大学だけでなく、女子の専門や短大も快く思っておらず高校卒業したら働けよと言わんばかりの家系でした。

私は不幸中の幸いと言いましょうか、何とか大学に滑り込むだけの多少の学はありました。

しかし、両親共に大学へ行くことに対し猛反対で私は全額奨学金で大学に行くと啖呵を切りバイトのシフトを増やし、AO入試で大学へ行きました。

バイトを増やして高校生時代働いたお陰で、大学入学当初の出費はほぼ自力で賄うことが出来ました。

結果として大学へ行くことが出来たから良かったものの、高校時代は何をしても気が気ではありませんでした。

勉強してはお金の心配をし、バイトをしては勉強の心配をし大学の資料を取り寄せては親に叱られるのではとビクビクしておりました。

私は思うのです。
なぜ、女というだけで、怯えて勉強をしなくてはいけないのか。
なぜ、進学したいと思うだけで青春を捨てなくてはならなかったのか。

もしもと考えても意味はないと思いつつ、考えずにはいられないのです。
もし、私が男だったら。
もし、私の親が別の人だったらと。

今、私は思うのです。
これからは、男女平等と声高々に叫び批判する人たちに、『文句ばかり言っているだけで行動は起こしたのか』と思ってしまうのです。

私の弟は、勉強嫌いです。
でも、『お姉ちゃんが大学行ってるから俺も行くわw』と言うのです。

私は、自分を醜いと思いつつも心の中では思わずにはいられないのです。

《お前は家族の反対を押しきってまで大学に行き奨学金を返す覚悟があるのか》と。

両親は弟に言います。
「お前は男なのだから、大学くらい行かなくてはな。」

私はその度に悲しくなるのです。

勉強嫌いでも、勉強が出来なくても、本人に然程進学意欲がなくても、《《男と言うだけで、進学させて貰えるのかと》》

やりたいことがあるにも関わらず、進学に反対される。
この現状を変えたい。

そう思い学習支援の団体作りの話が出た時に賛成したんです。

【再び主語が変化し元に戻ります。私=とあるメンバーから私=ライトとなります。】
このように活動内容に賛成してくれ参加表明をしてくれた子は語ってくれました。
同じ、女性として”誰1人このような経験をすべきではない”と私、ライトは思ったものです。

家庭環境などゲームのガチャガチャのように確率でどの親の元に生まれるかなど誰一人わかりません。
そう考えれば、この話もどこか他人事ではないと思わずにはいられませんでした。

やはり、いまだに真に男女平等の社会に日本はなっていないのだろうと思いました。